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BMW i3 徹底購入ガイド(マイナーチェンジ前モデル)

BMW徹底解説|

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目次

  1. モデル概要
  2. ボディサイズ&パッケージ
  3. エクステリア・インテリア
  4. 試乗インプレッション
  5. グレードとエンジン(燃費)
  6. グレードごとの装備差
  7. オプション
  8. オプションパッケージ
  9. ボディカラー
  10. 価格

BMW i3 モデル概要

BMW i3

BMWのサブ・ブランド「BMW i」が作り上げた4人乗りのEV

次世代モビリティを提唱する電気自動車(EV)のBMW i3は2014年4月に販売を開始しました。BMW i3は大都市圏向けの電動駆動のクルマとして専用設計された4人乗りのEV。パワートレインなどを収めるシャシーの役割を果たすアルミ製ドライブモジュールそして乗員などが搭乗する炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のライフモジュールによって構成されるライフドライブ構造と呼ばれる革新的な車体の基本構造コンセプトを採用しています。ボディ剛性と乗員保護性能に優れているCFRPは高い強度を誇りながら、スチールより50%も軽量でバッテリーによる重量増を相殺できたので、BMW i3の車両重量はわずか1260kg。この軽量化と低重心化そして、BMWの特徴である後輪駆動、50:50という理想的な重量配分を実現し、卓越した運動性能に大きく貢献しています。

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BMW i3 ボディサイズ&パッケージ

BMW i3

BMW最小ボディサイズ。都市部で便利な立体駐車場にも対応

BMW i3はBMWブランドの中で最も小さなボディサイズの4人乗りのコンパクトカーです。ボディサイズは全長4010mm×全幅1775mm×全高1550mm。大都市向けのクルマとして設計されたこともあり、一般的な立体駐車場に対応したボディサイズとなっています。2570mmというロングホイールベースによって室内空間はこのボディサイズとしては大人4人が余裕で過ごせる広さを確保。またラゲージ・ルームは4人乗車時は260リットル。50:50の分割可倒式リアシートを折り畳むと最大1100リットルまで拡大します。最小回転半径は4.6mで狭い所での切り替しや車庫入れなども非常に行いやすくなっているのも特徴です。

BMW i3 エクステリア・インテリア

BMW i3

エクステリア:ひと目でi3とわかる個性溢れるエクステリアデザインを採用

全長4mのボディに観音開き構造のコーチドアという独創的な機能性と、BMW伝統のフロント&リアのショート・オーバーハングの融合によって新しく刺激的なデザインとなっています。精悍でコンパクトなプロモーションはi3の俊敏性を示し、サイドビューはウィンドウ・デザインとドア・シルによるダイナミックさと流れるようなシルエット、そしてロング・ホイール・ベースによって広々とした室内空間をイメージさせます。何と言ってもBMW i3の特徴と言えるが、ボンネットからルーフそしてリア・エンドまで繋がるハイグロス仕上げのブラックベルト。このデザインによって視覚的に分割されることにより、軽量構造コンセプトをアピールしています。そして、後方へ行くほど、狭まりながらリアエンドまで続くCピラーのストリーム・フローデザインはドライバーの広い視界の確保にも効果があります。

BMW i3

インテリア:目に見える環境性能。各部素材の吟味が新しい価値観に

ライフ・ドライブというi3のオリジナルのボディ構造によって、インテリアデザインは大きく変化しています。キャビンを分断する、センター・トンネルがないため室内空間全体をキャビンとして利用することができ、斬新で未来的、そしてユニークで新しい機能性を実現しています。シートポジションは高くレイアウトされ、広い視界を確保できると同時に乗り降りも容易。そしてキャビンが分断されていないので、乗員簡単に移動でき、全員が同じサイドから降りることも可能。そしてインスツルメント・パネルやドアなどの様々な部分には天然繊維など再生可能な原材料が使用されています。天然由来のクロスや天然成分で加工したレザーの採用のみならず、重量の約25%にあたるインテリアプラスチックは再生材または再生可能な素材を原料としているのが特徴です。

BMW i3 試乗インプレッション

BMW i3

i3特有の強めの回生ブレーキ。慣れれば扱いやすさに

日産リーフに続いて登場したピュアEVのi3。先鋭的なデザインのインテリアはナチュラルとモダンを融合しサスティナビリティを表現しています。シートには天然のオイルでなめしたレザー、インパネにはヨーロッパで栽培され、森林管理協議会に認証されたユーカリ材のみを使用。シートカバー素材にはPETから製造されたリサイクリング・ポリエステルを採用するなど、自然素材を目に見える部分に採用することで、デジタル化されたインパネに暖かな風合いを持たせています。

i3はアクセルを踏むと、スーッと加速し、一気に巡行速度までスムーズに達します。この滑らかなゼロ発進そして高い静粛性はまさにEVならではの特徴です。静粛性が高いため、室内の明瞭性も非常に高く、前後のシートの会話がまるで、フロントシート同士と思うくらい良く聞き取ることができます。

後輪駆動、ショートオーバーハング、50:50の車両重量バランスなどパワートレインが電気モーターになってもBMWの走りへのこだわりは健在。ステアリング操作にリアルに反応してi3はコーナーを走り抜けていきます。バッテリーを搭載していることやシャシーの低重心化によってタイヤのグリップもドライバーに伝わり、非常にコントロールしやすいクルマです。エコカーというと走行性能をやや犠牲にすることもありますが、BMW i3は全くそんな気配はなく、逆に新しいエコカーの姿を感じることができる一台です。

BMW i3 グレードとエンジン

BMW i3

満充電による走行距離はJC08モード燃費で229km

i3、i3レンジ・エクステンダー装着車ともに同じ電気モーターを搭載。P250と呼ばれる電気モーターは最高出力125kW(170ps)/5200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/100〜4800rpmで発生します。モーター駆動用バッテリーはリチウムイオン電池で、総電圧393.6V、総電力量21.8kWhとなっており、満充電による走行距離はJC08モード燃費で229kmです。

ドライビングモードを「ECO PRO」モードにすれば、アクセル・ペダルの特性曲線を滑らかして、パワーを抑えることで、航続走行距離を標準の走行モードより最長20km、さらに「ECO PRO+」モードでは最高速度を90km/hに抑えるのをはじめ、暖房、エアコンなどのエネルギーを消費する装置は節約モードに切り替えられ最長40kmに延長されます。

充電時間は200Vの普通充電で7時間から8時間で満充電することができ、CHAdeMO方式の急速充電器を利用すれば30分で約80%の充電が可能となっています。

レンジ・エクステンダー装着車は647ccの直列2気筒エンジンを搭載。タンク容量は9リットルで航続走行距離を最大300kmまで伸ばすことができます。

BMW i3 グレードごとの装備差

BMW i3

レンジ・エクステンダー付きはタイヤサイズが異なる

i3のグレード体系は動力源が電気モーターだけのi3と電気モーター+発電用の647cc直列2気筒エンジンを搭載するi3レンジ・エクステンダー装着車の2モデルを用意しています。グレードによる装備差は発電用のエンジンを搭載していること以外では、装着されるタイヤサイズがi3が前後とも155/70R19タイヤに対して、レンジ・エクステンダー装着車はフロントが155/70R19、リアが175/60R19と前後異なるサイズとなっている点です。

そして、オプション装備ではヒート・ポンプがレンジ・エクステンダー装着車には装着できない程度でグレードによる装備差は非常に小さいと言えるでしょう。

BMW i3 オプション

BMW i3

スマートフォンアプリとの連動など新たなオプションも設定

シルバーアクセント付のマルチファンクション・レザーステアリング・ホイール、そしてフロント・シート・ヒーティング機能が付いたステラリック・ナチュナル・レザー・コンビネーション・シートなどで構成された革新的な「BMW iインテリア・デザインSUITE」を設定。そして室内空間を開放的に演出するチルト&スライド、コンフォート・オープン/クローズ機能付電動ガラス・サンルーフをはじめ、360w、7チャンネル・サラウンド、12スピーカーによって極上のサウンド空間を作り出すharman/kardon サラウンド・サウンド・システムや紫外線などをカットして、日焼けから肌を守るサンプロテクション・ガラス(リア・ドア・ウィンドウ、ラゲージ・ルーム・サイド・ウィンドウ、リアウィンドウ)を設定しています。さらに運転中であってもナビの目的地検査機をサポートしてくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」やリアルタイムな情報をもとに各種検索が可能な「BMWオンライン」そしてスマートフォンのアプリを車内で楽しめる「BMW Apps」がセットになった「BMW iコネクテッド・ドライブ・プレミアム」が設定されています。

BMW i3 オプションパッケージ

BMW i3

購入後の安心につながるメンテナンス・パッケージ

BMW iサービス・インクルーシブというメンテナンス・パッケージが全車に設定されている。これは車両のコンディションに応じて、もしくはBMW iが定める点検整備時期に達した場合に、主要メンテナンス項目のうち、マイクロフィルター、エンジンオイル/フィルター(レンジ・エクステンダー装着車のみ)、ブレーキ液、ワイパーラバーの交換および法定1年点検が対象となります。

BMW i3 ボディカラー

ボディカラーは全6色。アクセントカラー2色と組み合わせ

ボディカラーは全6色のラインナップ。アイオニック・シルバーメタリック、アラバニ・グレー、ローレル・グレー、カパリス・ホワイト、アンデサイト・シルバーメタリック、ソーラー・オレンジメタリックとなる。キドニーグリルやサイドステップに部分にアクセントとしてソーラー・オレンジメタリックはフローズン・グレーメタリック、その他のボディカラーにはBMMW iブルーが使用されています。

BMW i3

BMW i3 価格

モデル 本体価格 エコカー減税額 自動車税減税(登録翌年度適用) クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 合計
取得税 重量税
BMW i3 4,990,000 円 約124,700円 約22,500円 約22,000円 最大400,000円 約569,200 円優遇
BMW i3レンジ・エクステンダー 5,460,000 円 約136,500円 約22,500円 約22,000円 最大750,000円 約931,000 円優遇

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